火曜日, 4月 05, 2005

太陽

太陽は地球に近い場所にある恒星  
地球をいつも暖かく照らしてくれる太陽は太陽系の中心にあり、恒星の1つです。直径約140万キロメートル、地球の約109倍もある大きな星は、地球と月の軌道がすっぽり入る大きさです。地球からは1億5000万キロメートルはなれた距離にあり、ほかの恒星よりも地球の近くにあるため、明るく、大きな光の玉のように見えます。太陽は水素とヘリウムガスからできていて、表面の温度が約6000度、重さは地球の33万倍、体積は130万倍ほどの大きな球です。

太陽はいくつもの層で形成される
太陽は北極星や、織姫星と同じ恒星ですが、地球から比較的近い場所にあるため、夜空の星のようでなく、大きな光の球に見えます。太陽は、その中心から核、ふく射層(放射層)、対流層、光球、彩層、コロナといういくつもの層からできています。コロナとは光球のまわりに広がるうすい高温のガス層のことです。太陽のエネルギーは中心核で核融合反応によってつくられ、対流層を通して、表面に送られます。

太陽がつくり出す莫大なエネルギー
 太陽は燃えながらすごい量のエネルギーを出しています。太陽は熱核融合(ねつかくゆうごう)反応という原子炉の中の火に似た燃え方をします。それは、中心核で水素がヘリウムに変わるときに起こすエネルギーのことで、わずか1グラムの水素は石炭20トンを燃やすのと同じエネルギーに当たります。このエネルギーが放射し、ふく射層に運ばれ、その外側にある対流層によって光球に運ばれます。さらにエネルギーは光球の放射によって、外の空間に出ていくのです。太陽はこの熱核融合反応をあと50億年以上続けるだろうといわれています。

太陽の自転にともない東から西へ移動する黒点
 太陽の表面を望遠鏡で観察すると、黒点(こくてん)と呼ばれる黒い点があることがわかります。この黒点は、太陽が自転しているため東から西へ移動します。また、黒点が光球の温度は6000度ですが、黒点の部分は4000度です。ここには強い磁石がはたらいていて、まわりの部分よりも温度が1000~2000度低くなっているのです。その温度差のために黒点は黒く見えるのです。黒点のほとんどは太陽の東西方向に集まり、赤道を中心に南北35度までの範囲に多く見られます。

2 件のコメント:

Mari さんのコメント...

凄い神秘的な内容に何度も読み返してました。
太陽は好きです、暖かくて。。。。
でもこの数年は小さな北窓しかない、この暗い部屋でPCばかりやっていて日光不足なんですよね。
たまに外に出ると太陽が眩し過ぎて

そろそろ生活パターンを変えなければいけない時期なんですよね~

Hamel さんのコメント...

やっとこちらも今日あたりは「春」らしく暖かい1日でしたよ。何はともあれ、寒くないのが助かりますです.....